レナード
開かない瓶の蓋を湯煎でパカッと
開いてくれることを期待するかのように
NetflixやAmazonプライムで良い映画を漁っていて
見つけたのが「レナードの朝」
生きている。
毎日特別考えもしない当たり前のことを
レナードは30年も失っていて
魂が吹き返すと、今までの感情を素直に表現する
「おれは30年闘ってきた。お前にはなにがある」
この言葉と、ミスチルの擬態という曲の歌詞が重なった
富を得た者はそうでない者より満たされてるって思ってるの
障害を持つ者はそうでない者より不自由だって誰が決めるの
五体満足の人が毎日なんとなく過ごす日常と
病に侵されたが周りからの応援や親からの愛情を
たっぷりと受ける生活と。
考えさせられる。
わたしたちと逆の日常の人たちに。
わたしたちよりも近い愛情を感じられる人に。
わたしたちよりも素直な感情を表現できる羨ましさに。
自分と違うものを見て、ひとつふたつ違いを感じ
思考が巡ってく、この感情を忘れたくない。
毎日何かを感じて考えていたい。
もう自分の心が錆びないようにしたい。
そう思った。